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2023年度 お母さん(女性)のためのキリスト教入門講座(月曜日)講座のご案内
お母さん(女性)のためのキリスト教入門講座。信者の方、未信者の方どなたでも。キリスト教入門・洗礼準備・子育て等。お子さん同伴可(別室で遊ぶことも可)。元ミッションスクール教諭。講座予定☆毎週月曜日:10時30分~12時☆祝日は休み☆302号室☆第1回講座:4月10日(月):オリエンテーション・講座☆途中からの参加も可☆講座内容:入門講座・洗礼準備等☆対象:未信者・もう一度学びたい信者の方、どなたでも。講...
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2023年度 キリスト教入門講座(火曜日)講座のご案内
1年間で洗礼に必要な勉強とキリスト教の基本的な知識や霊性について話します。洗礼を受けていらっしゃらない方、もう一度入門講座を学びたい信者の方が対象です。仕事帰りの楽しい仲間がお待ちしています。お気軽においで下さい。元ミッションスクール教諭。講座予定☆毎週火曜日:18時45分~20時00分☆祝日は休み☆203A室☆第1回講座:4月11日(火):オリエンテーション・講座☆途中からの参加も可☆講座内容:入門講座...
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敵を愛しなさいÁnimo!
「『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられたのを、あなたがたは聞いている。しかし私はあなたがたに言う。敵を愛し、あなたがたを迫害するもののために祈りなさい。それは、あなたがたが天におられる父の子であることを示すためである。天の父は、悪人の上にも善人の上にも太陽を上らせ、また正しい者の上にも正しくない者の上にも雨を降らせて下さるからである。自分を愛してくれる者を愛したからといって、あなたがたになんの報いが...
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死を乗り越える人生Ánimo!
最近身近な友人や知人が相次いで大病を患った。七十歳半ばの老体で、ひと月に二回の大手術を受け、入退院を繰り返している友人もいる。毎日が死と向かい合わなければならない辛い人生である。 私はカトリックの信者である。キリスト教は死に対する恐れから生まれた宗教ではない。復活・永遠の命・来世への希望から生まれた宗教である。これは葬儀に与かると心から実感できる。親しい人々を失った悲しみは計り知れないが、来世...
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聖人マザー・テレサ ~神の愛の宣教者会:貧しい人々の中の最も貧しい人々に仕える~Ánimo!
「優秀」とは「優」しさに「秀」でていることを言う。その「優」しさとは「人」の「憂」いが分かることである。こういう「心の偏差値」の高い人間を真の意味で「優秀な人間」、すなわち「エリート」と言うのである。(古川清志)生い立ち マザー・テレサ、本名アグネス・ゴンジャ・ボヤジュは、1910年8月26日、旧ユーゴスラビア南部のコソボ州、現在の北マケドニア国スコピエのアルバニア系の家庭に生まれた。3人姉妹の...
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母親は優しければ優しいほどいいÁnimo!
戦場で兵隊さんが亡くなるときの最後の言葉の多くが「お母さ~ん!」だと言う。また認知症で亡くなるお年寄りの口に最後まで残る唯一の言葉も「お母さ~ん!」だと言う。そのお母さんは特別な優秀さもなければ学歴もないかも知れない。キャリアでもなければ美人でもないかも知れない。しかしそのお母さんは、きっと優しくて温かいお母さん、「おふくろ」に違いない。 お母さんと言えば、イタリアではケンカを止めさせるとき、強...
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聖イグナチオ・デ・ロヨラ(San Ignacio de Loyola)とイエズス会(Compañía de Jesus)Ánimo!
(1)聖イグナチオ・デ・ロヨラ(1491~1556)の生涯 1491年、スペイン北部バスク地方の貴族ロヨラ家の13人兄弟姉妹の末子としてイニゴ(後のイグナチオ)は生まれた。幼少期は田園での生活を送り、15歳頃からスペイン王の財務官の小姓となり、宮廷生活で騎士としての教育を受ける。 1521年5月12日、フランソワ1世率いるフランス軍がスペイン攻略のためバスクのナバラで戦端を切った。パンプローナ城に...
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イエズス会の霊性~教会への奉仕~Ánimo!
(1)イエズス会(イグナチオ)の霊性①イエズス会特有の霊性はすべて『霊操』の精神に拠る。②イエズス会はカトリック教会を独占するために創立されたのではない。むしろイエズス会が教会の子であり、まったく特別に教会に従うことを公に表明するためにこの名を付けた。教皇への特別誓願である第4誓願が、キリストの代理者であり、ペトロの後継者である教皇への聖なる従順を意味することからもこれは明白である。イエズス会は十字...
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子育て~神の目の高さから~Ánimo!
ゼロから再スタートしなければならなかった戦後の日本は、あまりにも貧しかった。それゆえ粉骨砕身、一生懸命に働き、少しでも楽な生活をさせてくれる親が理想的ないい親だった。一方、日本人の精神は、戦前の「心の教育」のおかげで未だしっかりしており、躾やモラルも申し分なかった。親は尊敬され、威厳もあった。学校教育も未だ秩序があり、教師も尊敬されていた。「教職は聖職なり」とも言われ、子供達の憧れの職業でもあっ...
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アシジの聖フランチェスコ ~世界に差し出た太陽(ダンテ)~Ánimo!
はじめに 1972年、アシジの聖フランチェスコの生涯を描いたフランコ・ゼッフイレリ監督の「ブラザーサン・シスタームーン」は世界中の人々を感動と回心へと導いた。教会の門を叩く人が後を絶たず、また長年教会から離れていた多くの人々が再び教会に戻った。洗礼名にフランチェスコを名乗り、フランチェスコ会の修道院に入って修道生活に生きる若者たちが急増した。所謂「フランチェスコ現象」を巻き起こした。生い立ち フラ...
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聖フランシスコ・ザビエル ~日本の教会の保護聖人、全世界の宣教師の保護聖人~Ánimo!
はじめに 大きな仕事を遣り遂げたザビエル。18才で家族と別れ、二度と故郷に帰ることはなかったザビエル。度重なる困難に遭っても決して挫折せず、常に新たな解決策を見つけて前に進んで行ったザビエル。ひたすら神に信頼し、神だけを見つめて、決して後ろを振り向くことはなかったザビエル。真に美しく男らしい生涯であった。生い立ちとパリ大学時代 1506年4月7日、スペイン北部、ナバラ(丘に囲まれた地の意)地方のザ...
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心も美味しいの~クリスマスに寄せて~Ánimo!
夕方近くなったとき、弟子たちはイエズスに近づいて、「ここは人里離れた所です。それにもう時間もたちましたので、群衆を解散させてください。そうすれば、村々に行ってめいめいで食べ物を買うことができるでしょう」と言った。するとイエズスは、「その必要はない。あなたたちであの人々に何か食べる物を与えなさい」と言われた。弟子たちが、「ここには5つのパンと2匹の魚しか持ち合わせがありません」と言うと、イエズスは...
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家庭の危機(1)Ánimo!
「日本人は家で食事をしないのか。月曜から日曜まで、昼も夜もレストランや飲み屋は大勢の客で溢れている。老若男女、特に女性の数が非常に多い。スペインでも外食はするが、土日か祝日くらいで、それも祖父母の家で家族や親戚揃って食事することが多い。平日はどこの家庭でも家で食事をする。」数年前、スペインの友人の息子(現代建築の研究家、40歳)が初めて日本を訪れた時の印象である。同感だ。外国から帰ってくると、日...
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家庭の危機(2)Ánimo!
家庭崩壊ともいえる今の日本の惨状の原因を探っていくと、戦後GHQが行った「家族解体」政策に辿り着く。7年近い日本占領時代にGHQは徹底して日本弱体化政策を行った。財閥解体、農地改革、そして家族解体である。しかも事も有ろうに、我が国を農業と軽工業だけの後進国に蹴落とし、再び立ち上がれないように、少なくとも25年間は占領するつもりであった。 長年、我が国の風土や民族性の中に深く根付いてきた家父長を柱...
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家庭再建に向けてÁnimo!
カメラを向けると老いも若きも揃って「ピース!」。「幼稚!単純!子供!」と、世界中の人々から揶揄されているのも知らずにはしゃいでいる平和ボケの日本人。 今の日本には、歳だけは一人前にとっていても中身の全く成熟していない幼稚な人間があまりにも多すぎる。大人に成りきっていないこのような連中のことを私は「こどな」と呼んでいる。責任感も義務感も何も身につけていない「こどな」同士が結婚するから、折角子供が生...
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志(こころざし)と野心~背骨が腐り始めた日本~Ánimo!
容姿や背の高さに目を向けるな。私は彼を退ける。人間が見るようには見ない。人は目に映ることを見るが、主は心によって見る。(サムエル記上:16章7節) 今から17年前、日本中に衝撃が走った。姉歯事件である。この事件は関りのあった業者全てが悪い。しかし一番の元凶は、やはり姉歯である。というのは、彼が最後の砦として一級建築士としての責任を果たし、その矜持を貫き、あのような不良マンションやホテルの図面を引い...
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「外に出て行って傷つく教会のほうがましである」(ローマ教皇フランシスコ)Ánimo!
「ありがた味のある、素晴らしい神父様だなぁ・・・」。30年以上前、練馬のイエズス会修道院で初めてお会いした時の印象である。その方が、まさか教皇様になられるとは・・・。学校の保護者を連れて長崎を巡礼中、テレビのニュースで知ったとき、吃驚すると同時に、さすが神様は「お目が高い」と大喜びしたのを憶えている。 さて2013年3月就任以来、フランシスコ教皇は数々のメッセージや使徒的勧告を発表された。そこに...
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「第二のキリシタン時代」に向けてÁnimo!
「子供の頃、御聖体は仰ぎ見るものと思っていた。」40年近く前、メキシコから来た神学生が言ったことがにわかには信じられなかった。だが村には2~3年に一度しかミサが無かったということを聞いて、変に納得した記憶がある。最近、彼の言ったこの言葉がしきりに思い出されて他人事ではないような気がしてきた。 今や日本の教会でも司祭の高齢化と絶対数の不足が大きな現実問題になってきた。近い将来、私達の教会にも司祭一...
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愛される人にÁnimo!
・・・イエスはこれに答えて次のように仰せになった。「ある人がエルサレムからエリコに下って行く途中、強盗に襲われた。彼らはその人の着物をはぎ取り、打ちのめし、半殺しにしたまま行ってしまった。すると、一人の祭司がたまたまその道を下って来たが、その人を見て、道の向こうがわを通って行った。また、同じく一人のレビびとがそこを通りかかったが、その人を見ると、レビびとも道の向こうがわを通って行った。ところが旅を...
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人間と宗教Ánimo!
~「信仰を持っている子供は、信仰を持っていない学者よりも、人間の一番大切な問題についての知識を持っている」(B.パスカル)~はじめに 「神よ、あなたは、たしかに私達をあなた自身に向かうように造られたので、私の心はあなたの懐に憩うまでは安らぎを得ません。」(聖アウグスチヌス:『告白』) 宗教と言っても、ここでは宗教全般ではなく、キリスト教を中心に話を進めていく。そしてその結論は、上記のB.パスカルや聖ア...
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信仰Ánimo!
イエズスはエルサレムへの旅の途中、サマリアとガリラヤとの境をお通りになった。ある村に入ると、重い皮膚病を患っている10人の男が待ち受けていて、遠くのほうに立ち止まったまま、声を張りあげて、「イエズスさま、先生、わたくしたちをあわれんで下さい」と言った。イエズスは彼らを見て、「祭司たちのところに行って、体を見せなさい」と仰せになった。彼らは行く途中で清くなった。そのうちの1人は、自分がいやされたこ...
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死を待つ人々と共に~浜松聖隷ホスピスにて~Ánimo!
浜松市内からバスで北へ40分、緑に囲まれた閑静な地に聖隷三方原病院がある。聖隷福祉事業団がホスピス・ケアを始めたのは昭和56年、日本で初めての試みであった。30名の患者を、医師・看護婦・介護ヘルパー・専任牧師など20名のスタッフが親身の世話に努めている。患者は全員末期の癌で、本人達もそれを承知の上で入院している。当時はまだ十分安全性が確認されていなかった痛み止めの「丸山ワクチン」も投与されていた...
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回心~慈しみの神様と共に生きる至福~Ánimo!
また、イエズスは仰せになった。「ある人に二人の息子があった。弟が父に向って、『お父さん、わたしのもらうべき財産の分け前を下さい』と言った。そこで、父は資産を二人に分けてやった。幾日もたたないうちに、弟は全部のものをまとめて、遠い国に旅立った。そして、そこで放蕩に身を持ちくずし、財産をむだ使いした。全部使い果たしてしまった時、その地方にひどいききんが起こって、食べる物にも困り出した。そこで、その地...